残胃がん 原因 医療ミス によるものかという問題についてです。2年前に進行がんが見つかったので、胃の幽門側を3分の2切除しました。最近定期検査を受けたところ、再発が見つかり 「 残胃がんです 」といわれました。
残胃がん 原因 医療ミス によるものか
あまりにもショックを受けています。手術後には執刀医から「手術は無事に成功し、がんをすべて取り除く ことができました」といわれましたが、この残胃がんという手術のときにがんを取り残していたのではないでしょうか。こういうケースを「医療ミス」とはいわないのでしょうか?
残胃がんとは、手術でまちがいなくがんではないことが証明された、つまり胃潰癌や十二指腸潰瘍の手術をした場合、残った胃袋にがんが発病したことです。
また、最初の胃の疾患ががんであった場合は、術後10年以上経ってから、残した胃にがんができた場合を言います。残胃の粘膜では胆汁などが逆流しているため、いつでも発がんのきっかけをつくりやすいといわれています。
術後2年以内に再発したのは、手術時の切除断端が陽性だった場合か、残った胃袋に同時にがんができていたものを見落としたからでしょう。
しかし、医療ミスとはいえません。2年間で新しくがんができたかもしれませんし、小さながんがあったとしても、診断できない場合があるからです。この場合、治療法は、残った胃を全摘することになります。
残胃がん 原因 医療ミス のケース
残胃がんの原因が医療ミスであっ他場合のケースを紹介します。こうした医療ミスがある可能性は否定できません。
- 手術後の炎症や感染: 手術後の胃の炎症や感染が長期にわたって続くと、がんのリスクが高まる可能性があります。
- 胃酸の逆流: 胃の切除後に、胃酸が食道や残胃に逆流しやすくなることがあり、この胃酸が細胞にダメージを与えてがんの発生リスクを高めることがあります。
- ヘリコバクター・ピロリ菌感染: ヘリコバクター・ピロリ菌の感染は胃がんのリスク要因の一つであり、残胃がんの発生にも関与しているとされています。
- 食事や生活習慣: 不適切な食事や生活習慣も、がんのリスクを高める要因となることがあります。
- 医療ミス: 残胃がんの発生に関して医療ミスが原因となるケースは比較的まれですが、以下のような状況が考えられます。
- 不十分ながんの切除: 手術時にがんが完全に切除されず、一部が残ってしまうことがあります。
- 術後のフォローアップの不足: 定期的な検査やフォローアップが不十分で、早期のがん再発を見逃してしまうことがあります。
- 感染管理の不備: 手術後の感染管理が不適切で、炎症や感染が慢性化することがあります。
具体的なケースについては、個々の状況や詳細な医療記録の検討が必要です。医療ミスの疑いがある場合は、専門の医療機関や法律相談を受けることをお勧めします。
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