ガンにならないための食習慣」カテゴリーアーカイブ

口腔や食道の粘膜を守る

熱すぎる食べ物、飲み物には十分注意しできるだけ避ける

食べ物の種類ではありませんが、飲食物の温度にも十分に配慮が必要です。それは「熱過ぎる食べ物・飲み物」をとらない、ということです。

ほとんどの人が経験があるかと思いますが、沸騰したてのような熱さの飲み物や汁物をうっかり口にすると、口の中から、場合によっては食道のあたりまでビリビリと痛くなります。

これは、舌やのど、食道を火傷しているのと同じです。こうした火傷を何度も繰り返していると、口腔や咽頭、食道の粘膜が傷つき、炎症が起こつて食道がんや咽頭がんになりやすい状態をつくつてしまいます。

国立がん研究センターの大規模調査でも、「熱い飲食物」が食道がんのリスクを高めることが「ほぼ確実」となっています。食道がんの他にも、咽頭がんや喉頭がんもリスクが上がると予想されます。

特に寒い季節には、熱々の鍋や煮込み料理、よく加熱したスープ類やシチュー、熱いお茶、おかゆなどをとる機会が増えます。こうした料理や飲食物は、口に入れても刺激を感じない程度に冷ましてから、とるようにしましょう。

ただし、よく「自分は猫舌」という人がいるように、口に入れるものの温度の感覚は人によって感じ方に差があります。またこれまで熱い物を好んできた人は、慣れによって熱さを感じにくくなっている場合も考えられます。

高齢者で多いのは、「熱いお茶」でないとお茶を飲んだ気がしないというようなことを言う人がいますが、そういった人は意識して「熱い」ではなく「温かい」と感じる程度のお茶に慣れるようにしましょう。

食道ガンについてはこちらです。

豆腐なら1日2分の1丁を目安に

「畑の肉」である大豆製品を意識してとる

豆類の中で特にたんばく質を多く含んでおり、「畑の肉」ともいわれるのが、大豆です。

大豆や大豆からつくる豆腐、味噌、醤油などの大豆製品は、昔から日本人の健康を支える重要な栄養源でした。がんとのかかわりでは、大豆に含まれるポリフェノールの一種のイソフラボンが、乳がんや前立腺がんのリスクを下げるという研究報告があります。

イソフラボンは、女性ホルモンのエストロゲンと似た化学構造をもっており、実際に女性ホルモンと同様の働きをすることがわかっています。乳がんや前立腺がんは、ホルモン依存性があるがんです。乳がんではエストロゲンの分泌が多く、体がエストロゲンに晒される期間が長いはど、発症リスクが高くなります。そのためイソフラボンを多くとることで、エストロゲンの分泌が調整きれると、リスク低減につながると考えられます。

アメリカ食品医薬品局(FDA)のデザイナーフーズ・ピラミッドでも、大豆はがん予防効果がもっとも高いグループに分類されています。大豆製品は、食品や食べ方もバラエティー豊かです。

大豆を煮豆などで食べる他、納豆や豆腐、厚揚げ、油揚げでもイソフラボンを多くとれます。また牛乳の代わりに豆乳を飲むのも効果的です。豆乳選びで気をつけたいのは成分無調整の製品を選ぶ方がいいということです。
成分調整の豆乳は成分を調整しているため飲みやすいですが、糖質がけっこう多く含まれていますので、注意が必要です。

1日の摂取目安量は、イソフラボン40~50mgです。豆腐なら2分の1丁、納豆1 パック(50g)、煮豆80gがこれに相当します。

関連情報

青魚のn-3系の良質の油を摂る

サバ、いわし、さんまなどの青魚

ガンを防ぐ、症状を悪化させないためには肉類の脂身や乳製品といった動物性脂肪は量を控えるべきです。

しかし脂肪の中でも唯一、積極的にとりたい脂肪があります。それが、n-3系の不飽和脂肪酸です。

n-3系の不飽和脂肪酸は、体の中では合成できないため、食物から摂取する必要がある必須脂肪酸のひとつです。
n-3系不飽和脂肪酸に分類される油脂には、魚の油に含まれるDHA(ドコサヘキサエン酸) やEPA( エイコサペンタエン酸)があります。シソ科植物のエゴマ油、亜麻の種からとれる亜麻仁油に豊富に含まれるα-リノレン酸も、体内でDHAやEPAに変化します。

研究によると、魚の油などのn-3系脂肪酸を多く摂取しているグループは、そうでないグループに比べて肝臓がんと結腸がんのリスクが低いという報告があります。

n-3系不飽和脂肪酸は、非常に優れた機能をもつことで知られています。まず血液をサラサラにして、血栓ができるのを予防します。そのため心臓などの血管が詰まって起こる心筋梗塞の予防に有効とされています。

また血液中のコレステロールや中性脂肪を減らし、高血圧を改善する効果が期待できます。さらにアレルギーなどの炎症性疾患を抑制する効果も確認されています。こうした血流改善や炎症を抑える機能などが相乗的に作用して、がん予防につながっていると考えられています。

n-3系不飽和脂肪酸のDHA やEPAを多く含んでいるのは、マグロやブリ、サバ、イワシ、サンマ、アジといった青背の魚です。

他に真鯛、サケなどもおすすめです。厚生労働省では、DHA・EPAの目標摂取量を1日100mgとしていますが、これらの魚は可食部100g で目標を達成できるものばかりです。また魚については、「とり過ぎ」の害はほとんど報告されていません。肉食ばかりに偏らないためにも、魚料理を積極的に取り入れましょう。

悪い油(コーヒーフレッシュ、マーガリンなど)は摂らないようにします。

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免疫力アップの要腸内の有害物質を除去のために食物繊維をしっかり

野菜や海藻などから積極的に食物繊維をとる

食物繊維とは、野菜や穀物、海藻などに含まれる難消化性の繊維のことです。難消化性、つまりほとんど消化されずに体外に排出されるため、栄養素とはみなされなかった時代もあります。

しかし近年、食物繊維にはコレステロールの吸収を抑えるといった機能が明らかになり、生活習慣病予防やダイエットに有用な成分として注目されています。食物繊維が不足すると便秘になりがちになり、大腸がんが発生するリスクが高まります。
急増する大腸がんは40代からが要注意
食物繊維は大腸の中をきれいにお掃除してくれる働きがあるため、便秘防止による大腸がんの予防のためにも横極的に摂取することが推奨されています。この便秘の改善に役立つのが、食物繊維の摂取です。食物繊維は大きく、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維とにわけられ、不溶性食物繊維(豆類、キノコ類、キャベツや大根などの野菜類) は便のカサを増やし、腸を刺激して自然な排便を促します。

一方の水溶性食物繊維(昆布・ワカメなどの海藻類やリンゴなどの熟した果実)は、コレステロールや脂質、腸内の有害物質を吸収し、体外に排泄する作用があります。また腸内細菌の餌となり、免疫機能を高めるともいわれています。

食物繊維の働きによって便秘が改善すれば、便の有害物質もスムーズに排泄され、免疫機能も高まって、がんになりにくい体質につながります。食物繊維を多く含む食品をまとめると、玄米や大麦、イモ類、豆類、野菜類、果物などです。他に昆布やワカメ、ヒジキ、モズクなどの海藻類やキノコ頼も、食物繊維が豊富です。

こうした食品を用いた料理を、意識して増やすようにしたいものです。食物繊維や栄養摂取の面で注意したいのは、コンビニなどで売られている市販の野菜ジュースで野菜を摂取したと思い込んでいる人が多いということです。市販されている野菜ジュースのキャッチコピーに「1本で1 日の野菜がとれる」や「濃縮還元!」などがぁりますが、厚生労働省が推奨する成人1日当たり350g以上の野菜の栄養素が入っているわけではありません。また、野菜ジュースに使われている野菜は、価格の高い国産の物は少なく、安く購入できる中国などの諸外国かち輸入されている物が大半です? こ秒輸入野菜は、輸入における検査基準を数字上はクリアしているものの、残留農薬などの点において完全に安全とはいいがたいのが実状です。

このような野菜を海外から輸入してくる際には、野菜を加熱しておおよそ8分の1の体積に濃縮し、この濃縮した野菜を冷凍して、日本国内に運搬し輸入します。濃縮することにより体積が8分の1程度になっていますので、船便などで運搬する価格も一概にはいえませんが、おおよそ8分の1程度になり、コストを大幅に削減することができます。加熱して濃縮し、運搬してきた野菜に水分を加えて元にもどした物を「濃縮還元」といいますが、ここに消費者にはわからないトリックが存在します。

景品表示法上、商品の原産地は「商品の内容について実質的な変吏をもたらす行為」が行われた国とされていますので、輸入した濃縮還元果汁に日本国内で水分を加えて野菜ジュースを戻す過程は実質的な変更に当たり、この野菜ジュースを「国内産」として売り出すことが可能になります。

食物繊維が多量に含まれていると飲みにくさが出るため、あらかじめ取り除いていることも多く、また加熱などにより栄養素もかなり失われています。添加物や塩分も多く、飲みやすくするために大量の果糖が含まれていることが多いため、砂糖を一気に飲みはすようなものです。決して市販の野菜ジュースが生の野菜摂取の代わりにはなり得ないと理解してください。

水溶性食物繊維、不溶性食物繊維のバランスのとれた健康食がイサゴールです。野菜が苦手な方でもしっかり食物繊維がとれます。
イサゴール
https://constipation-guide.net/natural/?p=421

大腸ガンレビュー

悪い油は極力避ける(コーヒーフレッシュ、マーガリンなど)

普段日常的に摂取している油にも注意が必要です。特にマーガリンにはトランス脂肪酸と呼ばれるいわゆる錆びた油が大量に含まれていますので、体にとって有害です。

マーガリンは植物油を原料にしていますが、これら植物油の主成分となる脂肪酸は不飽和脂肪酸と呼ばれる酸化しやすい成分ですので、体を錆びさせてしまい、発がんにつながる可能性があります。

マーガリンなどのトランス脂肪酸が多く含まれているものはプラスチックと似た構造をしています。プラスチックは元々自然界には存在しないものであり、地中に埋めても分解されないものでもありますので、そのような物質が体内に入ってくるということを考えると非常に危険です。

喫茶店やコーヒーショップなどでコーヒーを注文するとコーヒーに付いてくる、コーヒーフレッシュというミルク代わりになるものがありますが、これもトランス脂肪酸を多く含んでいる錆びた油の代表的なものです。

コーヒーフレッシュは見た目牛乳や生クリームのように見えますが、実は牛乳や生クリームなどは一切入っていません。つくり方としては、植物油と水を混ぜますが、水と油は分離する性質があるので、そこに乳化剤を添加します。すると水と油が混ざって白く濁り、とろみをつけるために増粘多糖類を入れて、いかにもクリームのようにします。そのような液体にミルクの香りをつけるために香料を入れて、さらに日持ちをさせるために脚調整剤を入れます。

このようにコーヒーフレッシュは乳化剤や増粘剤、サラダ油と水などでできており、ミルク仕立てのトランス脂肪酸の塊といえます。原価が安いためコーヒーショップなどに大量に「常温で」置かれています。常温で長期間置いておけるというのもミルクではない証拠であり、多くの添加物が含まれていることを証明しています。錆びた油の摂取は極力避けたいものですね。

血管の若返りにDHAたっぷりのマンボウの肝油」