1週間に7時間以上の軽い運動で乳がんの発症リスクが減ることが閉経後の女性(50~74歳)で8万人弱を対象にした米国の研究で明らかになった。この研究は14年にわたって追跡調査を実施し明らかにしたものである。
最初に余暇活動としてウォーキングやジョギング、水泳、エアロビクスなどを週に何時間行うかを参加者にたずね、活用量によりグループ分けをした。
結果、ウォーキングだけを行っている女性は47%を占め、そのうち週7時間以上歩いた人は、週3時間未満の人より乳がんリスクが14%低かった。
また、「メッツ(METs」」という単位で運動量を表すとき1週間の合計が42メッツを超える人は、ほとんど運動をしない人(0~7メッツ)に比べて乳がんリスクが25%も低かった。
一般に普通歩行は3メッツ、ジョギングは7メッツ/時に相当する。
ここ最近は、50代未満でガンになる人が増えてきているそうで日頃から乳がんを抑制する味噌を摂るようにしたり運動を欠かせないようにする生活習慣が重要と思われる。
日本人で1年間に新たに乳がんと診断された人の数は、2004年から5万人を超えています。その数はこの10年の間に、1995年で31,174人が2005年には50,695人と、およそ2万人も増加しています。このペースで乳がん患者が増えてしまえば大変なことになります。
国際的な総合評価では、アルコール摂取量が日にエタノール換算で10g増すごとに、乳がんリスクが10%高くなると推定されています。お酒が大好きでストレス発散の方法がお酒に依存している人は特に注意したほうがいいでしょう。