抗ガン剤にも負けないバナナの抑制効果

最近は、手ごろな値段でバナナも購入できるようになりアスリートには欠かせないエネルギー補給源となっています。しかし、今から40年以上前の昭和30年代までは、高価で貴重な果物でした。
バナナを食べられるのは、病気で体力が落ちているときくらいでした。当時はバナナの科学的な研究などがほとんどされていませんでしたが、じつはこれ、いま思えばたいへん理にかなったことだったのです。

バナナはエネルギーも高く、ビタミンCも豊富です。ビタミンCには、感染に対する抵抗力を上げる作用があります。さらに最近の研究で、バナナ1本を食べることが、がん予防につながることがわかってきました。
白血球の働きを高めて免疫力をつけ、抗がん剤に劣らぬ効果を発揮すると、実験で証明されました。
がん予防の主役となる白血球についてですが、体内に細菌などが入ってくると、それを退治するのが白血球の役割ですが、白血球には何種類かあり、感染する菌によってどの白血球が働くか決定します。
その種類にはミクロファージ(顆粒球)、マクロファージ(大食細胞)、リンパ球などがあります。細菌が入ってきて、数時間で出てくるのがミクロファージです。
細菌と闘う力は弱いけれど、まずは先鋒として異物を処理しようとします。よく、傷口が膿んだりすることがありますが、あの膿みの正体は何かというと、細菌とミクロファージ両方が闘ったあとの死骸なのです。
さて、ミクロファージで処理しきれないとマクロファージが出てきます「大食細胞」ともいうだけに、細菌と闘う力も強い。それでもまだ処理しきれずに、1〜2週間たつと、リンパ球が出てきます。いいかえれば、闘う相手が弱ければ、ミクロファージだけですんでしまい、マクロファージやリンパ球の出番がないこともあるのです

次に、質の面で検討しました。そこで、カギを握っているのが、白血球のなかでもマクロファージです。これがつくり出すものに、サイトカインという物質があります。サイトカインには、じつに多くの種類がありますが、そのなかでも、ここで重要なのはTNFです。

、TNFが多くつくられる白血球は、がん細胞を殺す効果も強いわけです。そこで、どんなものがTNFを多くつくるかを調べたところ、特にバナナの効果がすぐれていました
また、がんにバナナ果汁を注射したところ、腫瘍が大きくなりにくいことも確認されました。ともあれ、こうした科学的な理屈がわかる以前から、人間は体力のないときにバナナを食べていました。こうしたことを、人間は体験的に知っていたのでしょう。その点から考えると、苦から重宝されてきた食べ物には、まだまだたくさんの効果が秘められている気がしてなりません。

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