食べ方に注意!誘ガン食品「肉」

肉は、動物の体の一部(部分食)であり、生命が宿っていないので、栄養素のバランスの悪い不完全食品です。

また、肉は酸性食品であるゆえ、血液中のカルシウムやマグネシウムなどのアルカリ分を消費し、体液をミネラルのアンバランスな状態におくのです。

カルシウム不足は、骨・歯を脆弱化するし、イライラ、不眠などの神経興奮を招き、マグネシウム欠乏は、感情の不安定を招来し、精神病の一因となるとする研究報告があります。

また肉食は、ビタミンB3(ニコチン酸)、B6の不足もきたし、皮ふの異常、貧血、神経炎、糖尿病、早老の原因になるのです。

肉が消化分解された後に残るアンモニア、スカトール、メタン、インドールなどの毒性の腐敗産物は、腹の中を腐敗させ、血液の汚れを作ります。

また、そうした老廃物を解毒する肝臓を弱らせることにもなります。また、肉から生じる尿酸や尿素などの老廃物を排泄する腎臓の負担が増し、腎臓病にもかかりやすくなります。

腎臓ガンも肉食の量と比例して発生しやすいといわれる証でしょう。肉の悪い点のみを書きましたが、欧米人やアジア人種でありながらイヌイット人が、肉を多食するのは、肉が体を温める陽性食品だからです。

厳寒の地で「菜食」などしていたら、体が冷えるし、冷えからもろもろの病気がおこるだろうし、そもそも寒冷地では、野と菜や穀物が穫とれないためです。どうしても、本能が肉を欲する人は、野菜や海藻を十分に摂りながら、赤身の部分を少なめに食べることが肝要です。