食べ方に注意!誘ガン食品 精白食品(白米、白パン、うどん、白砂糖、食塩)

白米(主に炭水化物=糖質)が体内で燃焼され、エネルギーに変わるためには、B1、B2、ニコチン酸、B6、パントテン酸などのビタミンと、リン、マグネシウム、鉄、亜鉛などのミネラルを、その化学反応の段階で必要とします。

玄米、玄麦、黒砂糖、黒ゴマ、ソバなどの自然のままの未精白食品は、その中の糖質が体内で燃焼される時に必要なビタミン類やミネラルを、それ自身の中に含有しているので、スムーズに、体内での消化吸収、利用、燃焼がなされるのです。

しかし、精白して、ビタミンミネラルを含有した胚芽の部分を削り取った白米、自パンや、白砂糖、うどんなどの精白食品は、そうした微量栄養素を含有していないうえに、精白部分(炭水化物)が燃焼されるとき、体内からビタミンやミネラルを奪い取って化学反応をスムーズにしようとします。

だから、体内のビタミン、Bl、B2ニコチン酸、リン、マグネシウム、鉄、亜鉛などの微量栄養素が不足し、欠乏症状をおこしてくるのです。

B1不足→脚気、B2不足→ 肝障害、亜鉛不足→皮ふ病などがおこってくるわけです。こうした微量栄養素が不足すると、化学反応が十分に進まず、中間代謝物のピルビン酸や乳酸、一酸化炭素などの有害物をつくって血液を酸性に傾け、血液の汚れをつくることになります。

一時が万事で、すべての食物で、ほとんど例外なく、「白」は栄養が不足した食物といえるのです。よって、白米より玄米、白砂糖より黒砂糖、うどんよりそば、白ゴマより黒ゴマ、自ワインより赤ワイン…というように、色の濃い食物、すなわち、精白していない食物が、血液のバランスを保つ、浄血食品ともいえるわけです。

また、精白食品= 低繊維食品です。米や芋のセルロース、リンゴや、ミカンのペクチン、海藻のカラゲナンなどの食物繊維は人間の腸の中では、消化も分解もされない炭水化物です。よって、栄養にはならないのですが、過食のため腹の中でだぶつき、吸収されすぎると種々の慢性病の原因となるコレステロール、中性脂肪、糖をほじめ、化学物質、食物に混入している農薬、ダイオキシン、発ガン物質…などすべての有害物質を抱きかかえて大便とともに排出し、腸の汚れをきれいにして、その結果、血液の汚れを浄化する作用があるのです。

食物繊維は、腸の中の竹ぼうきと考えてよいでしょう。「食塩は胃ガンの原因」とする説もありますが、「塩分をいっぱい含んでいるみそ汁をたくさん飲む人ほど胃ガンになりにくい」というデータもあります。

化学合成品であり、精白塩でもある食塩を大量に摂取した場合、胃壁を傷つけ、ニトロソアミンやトリプ1Pなどの発ガン物質による胃壁の細胞への刺激が強くなり、発ガン性が高まる、と考えてよいでしょう。

その点、人体に必要なミネラル約100種を含む自然塩は心配ありません。なぜなら、食塩(Na=ナトリウム、CL=塩素)のいきすぎをカリウムやマグネシウムなどのミネラルが阻止してくれるからです。

自然塩は、体内に必要なミネラル約100種類をすべて含む、「超健康食品」といっても過言ではないでしょう。

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