食品の焦げ、添加物を避ける

肉や魚の焦げには注意する

肉や魚を加熱して黒く焦げた部分には、複数の発がん物質が含まれます。たとえば、肉などを高温で加熱した時にできるヘテロサイクリックアミンという化学物質は、動物実験で発がん性が確認されています。

同じように、焦げの部分にできる多環芳香族炭化水素という物質も、WHOの「がん発生との関連についての科学的根拠に基づく評価」で、摂取することでがんが発生する「可能性あり/根拠不十分」に分類されています。

このことからすると、肉類や魚などのたんばく質の黒く焦げた部分は、基本的には避けたはうが無難です。しかしながら、がんが発生する可能性ありとされるのは、焦げを皿一杯食べるなど、大量にとった場合です。

実際にはそんな食べ方をする人はいないと思いますので、日常の食宅ではそれはど神経質に気にしなくてもいいでしょう。真っ黒な焦げを積極的に食べる人は少ないと思われますが、こんがりきつね色の焦げ方を避けるように心がけるだけで発がんのリスクを下げる可能性があり、体にはいいでしょう

また、食品の加工や流通の過程で添加されている食品添加物にも、いくつか発がんの可能性や副作用を指摘されているものがあります。例を挙げると、ダイエットタイプの飲料や食品などに使用されている人工甘味料であるアスパルテームがあります。アスパルテームは砂糖の約200倍もの甘さがあるため、使用量が砂糖の200分の1 はどで済むことから「カロリーゼロ」を謳ったダイエット飲料や食品、糖尿病の治療食品などに使用されることが多くありますが、腎機能障害の可能性が示唆されたり、男性不妊の原因である精子数の減少を引き起こしたりする可能性も指摘されています。

低カロリー甘味料は安全か?
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その他にも赤色○号、黄色□号といった合成着色料であるタール系色素は原材料が石油であり、少量でムラなく色が出るのが利点とされています。その他発色剤、防カビ剤、酸化防止剤、漂白剤なども発がんの可能性が指摘されていますので、注意が必要です。

これらの食品添加物も、避けるに越したことはありませんので、食品表示を見て危険な添加物が入っている品を選ばないように心がけるといいと思います。食品添加物は極力避けていくのが自分を守る自己防衛となりますので、注意が必要です。

食べ物だけでなく生活の中で化学物質を避ける必要があります。
知っておきたい危ない化学物質
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