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マウス実験 が 立証 した 糖質制限食 の ガン 予防

マウス実験 が 立証 した 糖質制限食 の ガン 予防 効果について紹介します。「キャンサー・リサーチ」は、世界的に定評のあるガン専門誌です。海外のガンに関するありとあらゆる情報が掲載されています。

その雑誌の 2011 年 7 月号に「低炭水化物・高タンパク食が、腫瘍の発育を抑制し、発ガンを予防した」という論文が載りました。

以下、要約を訳してみました。ガン細胞が正常細胞よりグルコース(ブドウ糖)に依存することから、我々はマウスの腫瘍の成長率における低炭水化物食と西洋食の効果を比較しました。

糖質制限食のガン抑制効果

糖質制限食のガン抑制効果

我々は「低炭水化物・高タンパク食」が「高炭水化物・低タンパク食」に比べて、マウス体内において、マウスとヒトのガンが共に成長が遅くなることを見出した。

加えて、低炭水化物食で給餌されたマウス埠より低めの血糖値・インスリン・乳酸値を示した。さらに低炭水化物食による抗腫瘍効果が観察された。(中略)

遺伝的にきわめて乳ガンになりやすいマウスにおいて、腫瘍出現率は西洋食の場合は1年間で50% 近くであったが、低炭水化物食では腫瘍は検出されなかった。この相違は、西洋食のマウスのみにみられた体重増加と関連していた。

さらに西洋食では、ガン関連の死亡のため、正常な生存期間のマウスはたった1 匹であったが、低炭水化物食では50% 以上が正常な生存期間を超えた。まとめれば、我々の調査結果は、低炭水化物ダイエットが体重増加だけでなくガンの発育・進行をも制限するという、臨床前の魅力的な可能性を例証するものである。

このマウス実験では「低炭水化物・高タンパク食」がガン細胞の増殖を遅くし、乳ガンの発症を予防しました。マウスの段階なので、まだまだ人間にそのまま当てはめることはできないと思いますし、今後の検討が必要ですが、理論的にはとても魅力的な研究だと思われます。

このマウス実験の低炭水化物・高タンパク食は「炭水化物15.6% 、タンパク質質58.2%、脂質26.2% 」の割合です。

一般的な西洋食に比べると、脂質の割合ははぼ一緒で、タンパク質を増やして炭水化物を減らしています。この実験では、さらにきびしい低炭水化物・高タンパク食(炭水化物8% 、タンパク質69%、脂質23% 」の予備試験も行って効果がありましたが、将来の人間の臨床試験を考慮して、前者の割合を選択したということです。

糖質制限食

善玉コレステロール が 心筋梗塞 ガン から遠ざける

善玉コレステロール が 心筋梗塞 ガン から遠ざける という情報です。米タフツ大学分子心臓学研究所のリチャード・H・カラス理事らが、「HDL(善玉)コレステロールが高い人は、心疾患リスクが2分の1 から3 分の1 になるだけでなく、発ガンのリスクも大幅に低くなる」という研究結果を『米国心臓学会誌』に発表しました。

LDLコレステロールを下げてHDLコレステロールを上げる

LDLコレステロールを下げてHDLコレステロールを上げる

カラス理事は次のように述べています。「HDL コレステロールの血中濃度と発ガンリスクとの間には重要な関連がある。このことは体内で HDL コレステロールが果たしうる別の重要な役割を裏づけるものだ。

以前の研究からは LDL コレステロール値と総コレステロール値が低いはどガンの発症率が高くなることが示されており、今回の結果は重要である」この研究は、HDL コレステロール値と発ガンリスクとの関連を総合的に解析した初めてのものです。

症例数14 万 5743 例という大規模試験で、追跡期間は平均 5 年、発ガンの報告件数は 8185 例です。

研究の結果は「 HDL コレステロール値が10 mg 高くなるごとに、発ガンリスクが 36 % 低くなる。これは LDL コレステロール値や年齢、BM I値、糖尿病の有無、性別、喫煙状況など他の危険因子とは独立したものだった」とのことでした。

糖質制限食を実践すると、ほとんどの人のHDLコレステロール値が上昇します。このことは、糖質制限食で心筋梗塞やガンが予防できるということであり、大きなアドバンテージです。
糖質制限食

オリーブオイルもLDLコレステロールを下げてHDLコレステロールを上げます。納豆にはオリーブオイルをかけて食べるのがおすすめです。
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糖質 の摂りすぎ が 大腸ガン や 乳ガン を招いてしまう

糖質 の摂りすぎ が 大腸ガン や 乳ガン を招いてしまう ので注意です。ガンを大きく分類すると、「アジア型のガン」と「欧米型のガン」があります。アジア型のガンというのは、細菌やウィルス感染が主な原因となるものです。

胃ガン 肝臓ガン 子宮頸ガン などがそうです。イヌイットに多い EB ウイルス感染による鼻咽頭と唾液腺のガンもその典型です。

ガン治療

ガン治療

一方、欧米型のガンは、喫煙・食生活などライフスタイルが大きく関わるものです。肺ガン・大腸ガン・乳ガン・前立腺ガン・子宮体ガンなどです。かつて日本で一番多かったガンは、胃ガンです。そのほか子宮頸ガン・肝臓ガンも多かったです。

これらはすべて、感染が主な原因となるアジア型のガンです。胃ガンはヘリコバクター・ピロリという細菌の感染が主な要因ということが判明しました。水道や冷蔵庫の普及など衛生環境の改善で、感染機会が減少して、胃ガンも減少に転じました。

米国では1950年代の初めに、アジア型のガンの代表である胃ガンの死亡率を、欧米型のガンの代表である肺ガンの死亡率が追い越しました。

日本では1990年代初めに、胃ガンの死亡率を肺ガンの死亡率が追い越しました。日本は40年遅れて米国を追いかけているところです。

子宮頸ガンは、ヒトパピローマウィルスの感染、肝臓ガンはC 型肝炎ウィルス・B型肝炎ウィルスの感染が主な要因です。

さて、いよいよ糖質制限食とガンについて考えてみましょう。たちアジア型のガン(細菌やウィルス感染が主な原因)に関しては、糖質制限食でも太刀打ちできません。

このことは、イヌイット社会でEBウィルス感染による鼻咽頭と唾液腺のガンが増えたことを考えてみれば明らかです。

イヌイットがまだスーパー糖質制限食だった1910〜1920年代にも鼻咽頭と唾液腺のガンは増加しています。一方、欧米型(喫煙や食生活が主な原因)のガンについてはどうでしょう?

肺ガンは、タバコという別格の真犯人がいますから、ひとまずおいておくとして、疫学的エビデンス(証拠)が明白な大腸ガンと乳ガンを考えてみます。

一般には脂肪の摂りすぎが大腸ガン・乳ガンのリスクになると、長い間常識として信じられてきました。しかし、米国の大規模介入試験(5万人弱を対象に8年間にわたって追跡)において、「脂質比率20% で強力に脂質制限を指導したグループは、対照グループに比べて大腸ガン・乳ガンのリスクを下げない」ことが『米国医師会雑誌』2006年2月8日号で報告されました。この論文によって、少なくとも大腸ガンと乳ガンに関しては、脂肪摂取は発症リスクにならないことが証明されました。

そして、イヌイットがスーパー糖質制限食だった頃は、大腸ガンや乳ガンははとんどありませんでした。

イヌイットが糖質を摂りはじめて30年後くらいに、それまでほとんどなかった大腸ガンや乳ガンが増えています。これらを合わせて考えれば、脂肪ではなく、糖質の摂りすぎこそが欧米型のガンの大きなリスクだと考えられます。そして糖質制限食なら、その予防ができる可能性が高いのです。
糖質制限食

肥満からくるガンは糖質制限食で予防可能

2007年に世界がん研究基金が、太りすぎると7種類のガンになる危険性が高まると報告しました。同基金は、1960年以降に世界各地で善かれた50万件の研究報告から70 00件を選び、ガンと体重、食事との関係を分析しました。

肥満によるガン

肥満によるガン

その結果、「BMI 値(体重を身長の2乗で割った体格指数)を20〜25未満に保つのが望ましく、肥満によって乳ガンやすい臓ガンのはか、直腸・食道・子宮体・腎臓・胆のうガンになりやすい」と結論づけています。

この報告も「肥満→ インスリン抵抗性→ 高インスリン血症1 発ガン」という今までの研究報出口に一致するものです。

全米健康調査によれば、30年間脂質の摂取比率は減り続けたのに肥満は倍増、その間増えたのは糖質の比率でした。このデータを検討すると、糖質の摂りすぎが肥満の元凶となっている可能性がきわめて高いといえます。

つまり、糖質の摂りすぎで肥満になってしまうと、「糖質過剰摂取→肥満→インスリン抵抗性→ 高インスリン血症→ 肥満→発ガン」というパターンが成立します。

ガンをもたらす要因にはさまざまなものがありますが、世界がん研究基金の報告をふまえれば、少なくとも「肥満・インスリン抵抗性・高インスリン血症」という明白な発ガンリスクは、糖質制限食で予防できるといえます。

いいつもりのこの食べ方・習慣こそがガンの原因に

血糖値 が 高い 人も ガン になりやすい

血糖値 が 高い 人も ガン になりやすい のは インスリンの数値が高い人はガンになりやすい と紹介しましたが、血糖値が高い人も同様にガンになりやすいことがわかっています。

韓国の Jee らは空腹時血糖値1 40 mg / dl 以上で、男女とも悪性腫瘍の発症リスクが高まると報告しました。

すい臓は男女とも顕著で、あとは男性では食道、肝臓、結腸・直腸、女性では肝臓と子宮頸部のリスクが上昇していました。

国際糖尿病連合が2007年に発表した「食後血糖値の管理に関するガイドライン」によれば、食後高血糖もガンの発症リスクを高めるということです。

例えば、食後高血糖はすい臓ガンの発症に関わっている可能性があります。成人男女1383万5658人を対象とした前向き大規模コホート研究において、すい臓ガンの死亡率と負荷後血糖値との間に強い関連が認められました。

食後血糖値

食後血糖値

負荷後血糖値 121 mg / dl 未満に保たれた人と比べて、200 m g / dl を上回った人のすい臓ガンの発症リスク は2.15 倍でした。この関連は女性よりも男性で強く認められました。

食後高血糖がすい臓ガンのリスクを高めることは他の研究でも認められています。また 1995 年に行われた全米栄養健康調査では、男性の糖尿病患者で悪性腫瘍の発症リスクが高かったと報告されました。そのはか欧米の研究報告によると、糖尿病によって発症率が高まるとされる悪性腫瘍には、すい臓ガン、大腸ガン、肝臓ガン、前立腺ガン、乳ガン、子宮体ガンがあります。高血糖がなぜ発ガンリスクを高めるのでしょうか。

仮説としては、高血糖によって活性酸素が発生し酸化ストレスが高まり、DNA障害が生じ、発ガンリスクとなる可能性があります。また高血糖そのものがDNA障害を引き起こし、それが発ガン要因となる可能性があります。
糖質制限食

ガン治療のポイントと現状