信頼できる医師とはどんな人

「よい医師」「信頼できる医師」とはどんな人でしょうか。外来の診察では、その病院を信用できるか、医者を信頼できるかを確認することが必要です。

いろいろと質問をしたときに、明らかに不快そうな表情を浮かべて「医師である私の言うことがすべてです」などと言われたら、とても自分の体を任せる気持ちにはなりません。

もし、話をしてみて医者と相性が合わないと思ったら、病院を変えるのもひとつの方法です。人間同士だから、相性があるのは当然だと思いますし、信頼関係が築けない場合、治療がうまくいかないこともあります。

医師の場合、一番脂が乗っているのは、経験をしっかり積んだ、50代後半から60代後半のころです。体力も知識も自信たっぷりの時期です。
どんな手術でも、また、長時間におよぶ場合でも、臨機応変に判断して処理することができます。さらに、新しい手術方法にも積極的に取り組んでいるはずです。
外科医の腕の善し悪しというのは、手先の器用さだけではありません。外科医に向いている人は、自分の技量を正確に判断できる人、冷静沈着な人、細心にして大胆な人です。さらに達人とよばれる人は、1つの経験例を10通りにも20通りにも応用できる能力があるかどうかで決まります。

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