抗がん剤治療をどのように考えるか

胃切除の手術を受けましたが、再発が心配です。しかし、抗がん剤の副作用も気になります。抗がん剤はどのように考えればいいでしょうか?
抗がん剤について、いまわかっていることは、次の3点です。

  1. 再発がわかってからでは、抗がん剤でがんを根治させる効果は期待できません。
  2. 抗がん剤だけでは、がん細胞はなくなりません。
  3. 腫痛が小さくなったり、痛みなどの症状が軽くなったりすること、延命効果がある場合もあります。

医師の立場で家族がガンになってしまった場合、私は抗がん剤を服用させると思います。悪性度の高い根治が難しいケースでした。私の医者人生をつらぬいた信念を持って、「少しでも長く生きていれば、新しい薬が出てくるかもしれない。生きよう。抗がん剤を飲んで生き続けよう」とと語り、励まし続けて治療を受けさせました。

抗がん剤治療の効果があったとしても、3ヶ月か半年の延命かもしれないことは、本人も十分わかっていましたが、私の考えに同意して、一緒に闘おうという気持ちを持っていました。3ヶ月、半年程度長生きしたところでどんな意味があるのか、と思われる方もいることでしょう。しかし生きていれば、新しい治療法が登場する可能性があり、少しでも長く生き延びられるかもしれません。生きることが何よりも重要なのです。抗がん剤治療では腫瘍を小さくすると、症状もやわらいでくることがあります。たとえば、

おなかの張りが取れて腸が動くようになります。こうすることで、腸閉塞を起こして食べられない、嘔吐するなどの症状がなくなり、食欲が出ることがあります。もし、私自身もがんを患い、切除手術ですべてのがん腫瘍を取り除くことができなかったら、抗がん剤を飲みます。治療法がある限り、私はがんと闘います。

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