化学調味料、食品添加物、薬剤といった化学合成剤は、自然界に存在しない、人工的に合成した、生命のない物質なので、体の中に取り込まれると、血液の成分のバランスを乱して、血液を汚すことになります。
発ガン性ありとして、禁止された食品添加物などもたくさんあるし、発ガンの疑いをもたれつつ使われているものもたくさんあります。
薬にいたっては、すべての薬剤にLD50が表示されているのですから、薬か毒かわからないという面があります。LD50というのは、Lethal Dose( 致死量)の意味で、ある薬を一定量以上、実験動物に与えた場合、50%を殺す量という意味なのです。すべての化学薬品は、多かれ少なかれ、そういう毒性をもっているのですから、そら恐ろしい限りです。
ガンにつながりやすい、血液を汚す食物についてお話ししてきました。現代医学や栄養学にほ存在しない漢方的食養論には、「体を温める食物」と「体を冷やす食物」が存在します。
風邪のことを英語でcold(冷え)というし、「風邪は万病のもと」といわれるくらいですから、「冷え」は万病の素でもあります。
癌は「硬い病気」つまり、一面「冷えの病気」でもあります。人間に限らず動物は、熱でもって体の新陳代謝を行っています。
つまり、熱によって種々の物質の消化、吸収、合成、解毒などをしているのですが、冷えると、すべての代謝や化学反応が十分になされず、種々の老廃物が産出されることになります。
よって、血液が汚れ、発ガンの要因になるのです。よって、現代栄養学的にビタミンやミネラルが豊富である野菜やくだものや牛乳… … などは、ある故、食べ方によっては、血液を汚す食物になり得るのです。
冷え症改善で大切なバランスのとれた食事