動物性脂肪であれ、植物性脂肪であれ、発ガン物質ができます。脂肪を摂取すると、体内で胆嚢から分泌される胆汁酸の働きで加水分解されます。
この胆汁酸が腸内の細菌によって一時胆汁酸から二次胆汁酸へと変化する過程で発ガン物質が発生してしまうのです。脂肪の摂取量が多いほど胆汁酸は多く分泌されるのです。
では、どうするかというと、この対策は簡単。とにかく脂肪分のとりすぎを控えるだけでいいのです。自宅での料理はもちろん、外食でも脂っこいメニューを食べる回数や食べる量を、できるかぎり減らすようにしてみましょう。
脂肪分の多い欧米型の食生活は、大腸がん、乳がん、子宮体がん、前立腺がんなどと深い関係があることがすでに指摘されています。
また、ネズミを使った実験では、好きなだけ食べさせたグループと、その60%くらいに制限したグループとでは、後者のほうが発がん率が低く、長生きしました。
脂肪分の少ない、腹八分目の食事が、がん予防、成人病予防の基礎中の基礎。食生活の改善で、発がんの危険が約3分の1も減少するというのは有名な話です。
実行出来るか?!だけです。
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