カリフラワーは、大腸ガン、肝臓ガンを防止する

食べ物に含まれる物質などでがんを抑えることを、がんの化学予防といいます。薬剤などに頼るよりも普段の食事でガンを予防、抑制できれば安心です。
最近、注目されている化学予防物質に、アブラナ科の野菜(カリフラワー、プロッコリー、キャベツ、白菜、ダイコンなど) や、ユリ科の野菜( ニラ、タマネギ、ニンニク、ラッキョウなど) に含まれるイオウ化合物があります。
イオウ化合物は、ダイコンおろしの辛味成分だったり、タマネギを刻むときに涙が出る物質です。
こうした物質のなかに抗がん作用を示すものが、続々と確認されているのです。
具体的には、カリフラワーから抽出されたMMTS(メチルメサネサイオルスルホネート) というイオウ化合物をとり上げ、ラットに与える実験を行いました。ラットの条件は、次の4とおりです。

  1. 発がん剤+普通のエサ
  2. 発がん剤+MMTSを20ppm濃度でまぜたエサ
  3. 発がん剤+MMTSを10ppm濃度でまぜたエサ
  4. 普通のエサのみ

1~3の発ガン剤は、大腸ガンを起こすもので、週1回計3回、皮下注射しました。1と3には普通のエサを、2と3には発がん剤の投与終了後、MMTSを20ppm、10ppmの濃度でまぜたエサを与え、9カ月後に、ラットの腸を調べる実験です。

結果、MMTSによって、見事に発がんが抑えられました。普通のエサを食べた1では43%の発がん率でしたが、MMTSを20ppmまぜた2では発がん率は25%に、MMTSを10ppmまぜた3では、1匹もがんができず、発がんが完全に抑えられたのです。
カリフラワーが分裂、増殖するがん細胞にブレーキをかけたことが実証されました。

また、MMTSは大腸がんのみならず、肝臓がんの発生も抑えることが明らかになり、現在、肺がんなど他の臓器についても実験が進められています。
実験では、カリフラワーから抽出したMMTSを使用しましたが、ほかのアブラナ科やユリ科の野菜にも含まれています。がんを防ぐ食生活の目安として、野菜を1日30g食べることがすすめられています。このうち100g前後をアブラナ科やユリ科の野菜でとるようにすれば、MMTSを十分に摂取でき、がん予防効果も高められるのです。

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