さつまいものガングリオシドと食物繊維がガンを予防し、抑制する

サツマイモの名の由来は薩摩からきているのはご存知でしょうか?このイモは、大航海時代にフィリピン、中国、琉球をへて、薩摩(鹿児島県) に伝えられた歴史があります。
それだけに鹿児島県は、いまでもサツマイモの名産地で、しかもその消費量が多いことで知られています。

また鹿児島県、なかでも川内市付近では、がんによる死亡率が低いことがわかっています。そこで、サツマイモとがんの間に、何らかの関係があるのではないかと考え、研究が積極的に行われました。

実験には、ヒトの子宮頸がん細胞であるHela細胞と、マウス皮膚がんの一種B-6細胞を用いました。これらを培養し、一方には、サツマイモのしぽり汁を加え、もう一方には蒸留水を加え、がん細胞が増殖するかどうかを観察しました。その結果、サツマイモのしぼり汁を加えた場合、加えなかった場合にくらべてがん細胞の増殖が、5分の1 以下に抑えられました。
また、がんが進行すると、がん細胞は分裂を繰り返し、細胞が小さくなることがわかっています。ところが、サツマイモのしぽり汁を加えたものは、細胞そのものが大きくなり、正常な細胞の形に戻ってしまったのです。

サツマイモのしぼり汁のどの成分ががん細胞の増殖を防いでいるのか。分析してみたところ、ガングリオシドという物質が、その働きをしていることがわかったのです。ガングリオシドががんに効果を示すことは、臨床的にも確かめられつつあります。

では、どのくらいの量を食べたら効果があるのでしょうか?ガンの予防の目的なら、絞り汁であれば20g程度で十分でしょう。サツマイモをまるごと食べることは、しぼり汁だけを摂取するよりがん予防の効果があります。それは、サツマイモの食物繊維が便通をよくしてくれるからです。
便には、体内から胆汁とともに排泄された老廃物が含まれています。このなかには有害物質や、ごく微量ですが発がん物質が含まれています。便秘で腸内に便が長時間とどまると、これらの物質が腸内細菌で代謝された発がん物質に変わり、腸の壁を刺激して発がんを促すのです。
サツマイモの食物繊維は、これら有害物質や脂質を吸着して便の量をふやし、腸管を刺激して排便を促進します。したがって、便が腸内にとどまる時間は短くなり、便の中の有害物質が体内に吸収される機会も減るのです。このように、サツマイモにはガングリオシドと食物繊維という2 つのがん予防成分があるのです。両者とも熱に強く、煮ても焼いてもがん抑制の効果を失いません。いろいろな調理法で、毎日の食事にとり入れてみてください

さつまいものガングリオシドと食物繊維がガンを予防し、抑制する」への2件のフィードバック

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