胃がんに見られる特徴的な自覚症状

人間の体は、何か異常が起きると、痛みや出血、不快感などのサインを出します。しかし、がんの場合は、自覚症状としてわかりにくい弱いサインから始まることが多く、検査によって発見できるか、できないかという程度の強さなのです。
ほかの病気で見られるような痛みや腫れなどの自覚症状は、ほとんどないと言っていいでしょう。「少し疲れているのかな?」「食べ過ぎ?」「ストレス?」といった程度であるケースが多いものです。

体は外部から細菌などの異物が侵入すると、それらを排除するための「生体防御反応」が起こります。その結果、痛みや腫れ、発熱といった炎症性の症状が出ます。

しかし、がんは「自分自身の体の細胞」が形を変えて「腫瘍」となっていくため、体は腫瘍を異物としてはっきりと認識できません。がんになっても自覚症状に乏しいのは、このように生体防御反応が機能しにくいからです。

やがて、がんが大きく成長してくると、「最近なんとなく、体の調子がおかしい」という違和感に気づき始めます。がんが周りの組織を圧迫して、いろいろな影響を及ぼしはじめるからです。

周囲の臓器への血流を阻害したり、消化液などの分泌物機能に障害を与えたりします。このため、食道がんなら、「なんとなく、食べ物が飲み込みにくい」、大腸がんなら、「なんとなく、おなかが重苦しい。便が出にくい」という症状が出ます。

胃がんの場合、進行している例では胃のもたれ、痛みなどが出ることがありますが、早期がんではほとんど自覚症状がなく、潰瘍部から出血する痛みによって、幸運にも早期発見される、という例がたまにある程度です。ですから、体の調子がいつもと違う、何かおかしいと感じたら、「忙しい」などとそのまま放置しておかず、できるだけ早く病院で精密検査を受けましょう。

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