自分の中の発ガン要因を刺激しないために

これまでに述べた、外から入ってくる発ガン物質=血液を汚す物質以外にも、の体の中にも発ガンの原因はあるのです。体の中にも発ガンの原因はあるのです。

年齢

一般に40歳以上はガン年齢といわれ、高齢になるほどガンにかかりやすくなります。医学的には、「加齢に伴い免疫力が低下する」ということになるのですが、自然医学的には、「年齢とともに血液中の老廃物が多くなり、血液が汚れる」といってよいでしょう。

ガンの元凶物質といわれる活性酸素を除去するSODなどの活性酸素除去剤(スカペンジャー) が、40歳をすぎると急激に減少することもガンにかかりやすくなる原因であるとされています。
よって、「ガンの原因は、年をとるからだ」「ガンの予防は、いつまでも若々しくあることだ」といいかえてもよいのです。

性別

食道ガン、肝臓ガン、肺ガン、膀胱ガンは男性に多く発生し、胆のうガンや甲状腺ガンは女性により多く発生します。

その要因は、性ホルモンの差によるものもありますが、輿煙や飲酒など男女によって異なる習慣によることが大きいと思われます。男性の57% 、女性の48% 程度が、胃、大腸、肝臓、すい臓などの消化器ガンで、次が肺、気管支などの呼吸器ガン( 男性20% 、女性11% )です。

遺伝

乳ガン、肺ガン、直腸ガンなどは家族集積性が比較的高いとされていますが、それがそのまま「遺伝」が原因ということにはなりますまい。

なぜなら、家族は、食物、居住環境などの種々生活条件もほとんど同じだからです。確実に遺伝するとされているガンは、小児ガンのひとつの網膜芽細胞腫、色素性乾皮症、大腸の多発性ポリポージスなどむしろごく少数のガンなのです。

ガン遺伝子ほ確かに親から子へ伝わりますが、ガン発症にはガン遺伝子を発症する種々の要因が必要なので、ガン遺伝子をもっていてもガンを発症させるとは限らない、というのが真相です。