胃がんに効く漢方

渾方薬を使う治療にもお勧めできるものがあります。がんを完治させるかどうかは不明ですが、西洋薬で対処できない症状に効果をもたらすことがあるのも確認されています。

ただし、漢方薬がよく効く人、ほとんど効かない人と、効果には個人差があります。たとえば、手術後には腸閉塞を起こしやくなります。おなかが張るため腹部に不快感をもたらしたり、腸の動きが止まってしまうと便が出なくなったりしますが、

このだときに下剤を飲むと、今度は腹痛に悩まされます。こんな場合には、漢方薬の大建中湯を飲むといろいろな症状をやわらげることができます。また、このほかにも

  1. 肝機能障害を起こした
  2. 胃切除による慢性の下痢に悩まされて体重が減少していく
  3. 胸焼けがひどい
  4. 食欲不振や胃腸機能が弱っている
  5. 全身の倦怠感が続く
  6. 自律神経失調症

漢方薬にも副作用があります。さらに、個人個人の体質によって選ぶ薬が変わってきますから、漢方薬の専門医に処方してもらうことをお勧めします。しよう

特に、肝機能障害にはよく「小柴胡湯」を処方しますが、副作用に問質性肺炎の報告があるため、かならず医師の管理下で処方してもらってください。