レーザー治療

おもに、内視鏡的粘膜切除術(EMR)後、がんが周囲に残ってしまった場合、病巣を見ながら、レーザーでがんを焼き切る方法です。
「レーザーサーミア」とも呼ばれます。内視鏡の管にファイバーを入れてレーザーを導くというしくみです。病巣だけにレーザー光線が当たる「選択的レーザー治療」(アルゴンレーザー)と、がんが散らばっている部位全体にレーザー光線が当たる「非選択的レーザー治療」(Nd YAGレーザー) の2種類があります。どちらも、レーザーの光のエネルギーによって、がんの組織のタンパク質を変化させ、壊死させることをめざして行われます。

内視鏡的切除ができる場合

  • 粘膜内がん(mがん)にとどまる
  • 腫瘍の大きさは2cmまで
  • 腫瘍が隆起型(Ⅰ型)か表面型(Ⅱa型)
  • ガンの組織型は高分子型

内視鏡的切除ができない場合

  • 粘膜がん(mがん)で2cm以内の大きさであっても内視鏡ではとりづらい位置にある
  • 腫瘍の大きさが2cm以上ある
  • 粘膜内がん(mがん)でも陥凹型(ⅡC、頂型)
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